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令和5年度 会津地域移住促進・定住支援事業
令和5年度 会津地域移住促進・定住支援事業
概要

過疎化と高齢化が進む会津地域において、移住・定住を促進することを目的に実施されたものです。具体的には、西会津町中町集落および会津美里町赤沢地域の2つの集落を対象に、地域の風土や暮らしのルールを丁寧に取材し、「地域で暮らすための実情ガイドブック」を作成しました。また、豪雪地帯ならではの生活情報をまとめた「冬の暮らしガイド」も併せて作成。現地調査やワークショップを通じ、移住希望者と地域住民の認識のズレを解消し、安心して地域社会の一員として暮らせるよう支援しています。

 

コンセプト

「地域のリアルを可視化し、移住者と地域のミスマッチを防ぐ」ことです。地域コミュニティに根付いたしきたりや日常の暮らしを正しく伝えることで、移住希望者が「知らなかった」「想像と違った」といった不安を抱えずに済むよう、実際の住民の声や生活スタイルを反映した冊子を制作。単なる観光情報ではなく、地域の一員として暮らすことを前提にした、実用的かつ文化的価値のある「地域のルールブック」として設計されており、住民にとっても自分たちの文化を再確認する機会となっています。

 

アプローチ

徹底した現地主義と当事者参加型の調査です。集落に何度も足を運び、住民や自治会役員へのヒアリング、ワークショップの開催などを通じて信頼関係を構築。得られた情報を基に50項目以上の実情を詳細に記載し、地域のルールや生活習慣を丁寧に可視化しました。また、降雪時の生活を紹介するガイドブックでは、図・写真・動画(QRコードリンク)を活用して視覚的に分かりやすく伝達。さらにFacebookやテレビ放送による情報発信も行い、多層的な手法で移住支援を実現しました。

 

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